レッスンの流れ:
ウォームアップと復習:
「ウォームアップ」レッスンを参考にしてください。
新出内容とレッスンの実施方法:
1. 時計を導入し、1から12の数を復習する
レッスンの最初に、教室に時計を持ち込みます。代わりに、時計の工作シートを使って時計を作ってもよいでしょう。「clock」という単語を子どもたちから引き出し、みんなで言う練習をします。それから1を指さし、数を引き出します。1から12まで順に指さして数を引き出しましょう。(数を引き出しながら、短針を動かすのもよいでしょう。)
2. 1から12の数を認識する練習をする
事前に、それぞれ1から12の数を1つずつ書いたA4サイズの用紙を12枚用意します。数字を書いた紙は、ランダムに教室の壁に貼ります。子どもたちの手が届く高さに貼ってください。レッスンでは、子どもたちを(壁に貼った) 数に注目させ、「Point to number 1.」と言います。そうしたらみんな言われた数を指ささなくてはなりません。1から12までの数を全部使ってこのアクティビティをしましょう。
3. 「Touch the numbers on the wall」をする
全員、教室の真ん中に立ってもらいます。先生は「Touch Number 7!」と大きな声で言い、子どもたちは走って行って、タッチしなければなりません。大混乱になりますが、盛り上がることでしょう。他の数も同じようにしましょう。
4. ボードに数字を書く
ボードの上部に、1から12の数字を順に書きます。子どもたちを4チームに分け、各チーム1人ずつ、前に出て数字を書く人を選びます。(各チーム1人ずつ、計) 4人がボードのそばに来たら、これから1から12の数字を書く競争をすることを伝えてください。勝った子(1番速く書けた子) のチームには得点が入ります。先生は「Ready – Steady – Go!」と言い、4人は1から12の数字を書く競争をします。続いて次の4人が前に出て同じようにします。1番得点の高かったチームの勝ちです。
5. 時刻に関する語彙を導入する
時計を持ち上げて見せ、(4時などに) 針を合わせます。「What time is it?」とたずね、子どもたちから「It's 4 o'clock.」を引き出すか導入します。続いて、短針を別の数字に合わせ、再び「What time is it?」とたずねます。(このとき、「Please could you tell me the time?」とたずねてもよいでしょう。) (短針をいろいろな数字に合わせて) 子どもたちから何時かを引き出しながら、時刻を言う練習をしましょう。みんなが基本文に慣れるまで、このアクティビティを続けましょう。
6. 歌に合わせてする動きを練習する
全員、先生の前に立ってもらいます。先生は「Point your hands at 1 o'clock.」と言い、見本を見せます。(時計の文字盤の12を指すように片手をまっすぐ挙げ、もう一方の手は1を指します。) 続いて「Point your hands at 2 o'clock」と言います。12時まで順に(すべての数字を使って) 時刻を表してみましょう。
さあ、みんな「What Time Is It?」の歌のジェスチャーをする準備ができました。先生は歌を再生し、時刻が出てきたら、腕を動かし、それを表現して見せてください。子どもたちにも歌いながらいっしょにやってもらいましょう。
「What Time Is It?」の歌詞
Tick-tock-tick-tock
Tick-tock-tick-tock
Chorus:
What time is it?
What time is it?
Please could you tell me the time?
Verse 1:
It’s one o’clock
It’s two o’clock
It’s three o’clock
It’s four o’clock
It’s five o’clock
It’s six o’clock
Tick-tock-tick-tock
Tick-tock-tick-tock
Chorus
Verse 2:
It’s seven o’clock
It’s eight o’clock
It’s nine o’clock
It’s ten o’clock
It’s eleven o’clock
It’s twelve o’clock
Tick-tock-tick-tock
Tick-tock-tick-tock
「What Time Is It?」の歌に合わせてする動き
この歌では、子どもたちは時計になったつもりで、腕を使って時刻を表現します。みんなに、腕を動かしても周りの人に当たらないぐらい十分に間隔を開けて立ってもらいます。
1. 時刻をたずねる部分は、歌いながら手のひらを上にして差し出し、何かをたずねるようなジェスチャーをします。
2. 時刻を伝える部分では、歌に出てくる時刻の方向を 腕をまっすぐに伸ばして指します。例えば、1時であれば、12の方向に片腕をまっすぐに挙げ、もう一方の腕で1の方向を指します。歌が進むにつれて、一方の腕は数字1つ分ずつ動き、ぐるりと時計を一周します。
下の歌の動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
8. 時計の工作シートをする
レッスンの前に、時計の工作シートを印刷しておきましょう。1人1枚ずつ用意します。事前に先生が時計の形に切り抜いておいてもよいですし、レッスン中に子どもたちにやってもらってもよいでしょう。時計の針を固定する留め金も用意してください。時計が完成したら、子どもたちを2人1組にします。まず、誰か1人に先生といっしょに見本を見せてもらいましょう。どちらか1人が時計の針を合わせ、「What time is it?」または「Please could you tell me the time?」とたずね、もう1人が答えます。(さっき答えた人が今度は質問するなど) 交互に質問をしましょう。
9. リーダーズの「What Time Is It?」を読む
この時点で、子どもたちは時刻を伝える練習がかなりできていると思いますので、楽しいお話を読んで習ったばかりのフレーズを定着させましょう。レッスンの前に、リーダーズの「What Time Is It?」をダウンロードし、印刷しておいてください。読むときは、絵の中の時計を指さし、子どもたちから表示されている時刻を引き出してください。例:
先生: (1ページを読む) "One day Colin Clock met his friend, Ana clock" ... Which one do you think is Colin Clock?
子どもたち: The blue one!
先生: Yes, that's right. (時計を指さす) ... This is Colin Clock and this is Ana Clock. What color is Ana Clock?
子どもたち: Pink!
先生: Yes, pink! (1ページを読む) “Oh dear!”, said Colin Clock. “What time is it?” ... Let's look. What time is Colin Clock showing? (Colin Clockを指さす)
子どもたち: 3 o'clock!
先生: Good Job! And how about Ana Clock? (Ana Clockを指さす)
子どもたち: 7 o'clock!
先生: Yes! But they both have different times! (困ったような顔をする) (続きを読む) "Let's ask Tom Clock" ...
など
時刻をたずねながら、お話の続きを読みましょう。時計の色をたずねるなど、たくさん質問することで、子どもたちがお話に深く入っていけるようにしましょう。時計に表示された時刻について「Yes」「No」を使って答えられるように質問してもよいでしょう。(わざと表示されているのとは異なる時刻を質問したりしてくださいね。) 例:
先生: (3ページを読む) "“Hello Tom Clock!”, said Ana Clock. “What time is it?”" ... What time is Tom Clock showing? Is it 2 o'clock?
子どもたち: No!
先生: No? Well, what time is it? (Tom Clockを指さす)
子どもたち: 1 o'clock!
先生: Is it? (絵本をじっとよく見る) Oh, yes it is! Well done!
など
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下のリーダーズ動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
10. 「What time do you?」をする
引き続き時計を使い、子どもたちに普段、何時ごろに何をするか教えてもらいます。先生は「What time do you usually wake up?」などの質問をしてください。(英文の意味が伝わりにくい場合は、ジェスチャーも使ってどういう意味かを伝えるとよいでしょう。) そうしたら、子どもたちは針を動かし、先生が言った活動(起きるなど) をする時刻に時計を合わせます。続いて、何人かを選んで「I wake up at 7 o’clock.」など自分が何時に何をするか、声を出して言ってもらいましょう。このレッスンでは「〜時ちょうど」のみをカバーします。7時20分に時計の針を合わせている子がいたら、このレッスンでは「About 7 o'clock.」と教えてください。
他にも次のような日課について、何時にするかをたずねてみましょう:朝食/昼食/夕食を食べる、寝る、学校へ行く、学校を出る、お風呂に入る、宿題をする、歯をみがくなど
まとめ:
1. 宿題を出す:「What time is it?」のワークシート。
2. 「ウォームアップ」及び「まとめ」レッスンシートに掲載されたアイデアを利用し、レッスンをまとめる。