レッスンの流れ:
ウォームアップと復習:
最初からハロウィンの雰囲気を出したいので、このレッスンはいつもとかなり違う始め方をします。
メモ:怖くなりすぎないようにしましょう! このレッスンのアクティビティには、大きい子向けにかなり怖くしているものもあります。小さい子のレッスンでは、あまり怖くなりすぎないように調整してください。 |
1. 雰囲気づくり
レッスンまでに、教室の飾り付けやレッスンの盛り上げ方を考えておいてください。可能な範囲で結構ですが、以下のようにしてみてはどうでしょうか。
• 照明−電気を消し、カーテンを閉めて教室を暗くする。かぼちゃちょうちん(数点)を置く
• 蛍光塗料を塗った星(glow-in-the-dark) などを用意し、壁に貼る
• 家具を移動する
• 不気味なBGMをかける
• こうもりやお化けなどを教室に飾る(何レッスンか使って準備する場合は、毎レッスン少しずつ飾りを作っていきましょう)
• ハロウィンのキャラクターの仮装をする(可能であればどれか1つ、このレッスンで導入するキャラクターの仮装をしてください)
• 事前に子どもたち(または家族の方)に、ハロウィンのレッスンには仮装して来るように伝えておいてください。とても楽しいですよ。レッスンで仮装パーティーをして最優秀、最恐、爆笑仮装賞などを表彰しましょう。
2. 教室に入り「Feel in the Boxes」をする
段ボール箱をいくつか用意しておきましょう。この段ボール箱にはアイテムを隠しておき、子どもたちは触ってそれが何かを当てなければなりません。ハロウィンですから、箱に入れるものは当然、何か怖いものです。箱の片側に穴をあけてください。穴は腕が入るぐらいの大きさにします。中が見えないように、穴にふたをしてもよいでしょう。箱の中には何か「ハロウィン」なものを入れます。こうしたグッズはディスカウントショップ、パーティーグッズの店、スーパーなどで購入できます。例:
• おもちゃのこうもりやクモなど
• 何かベタベタするものまたはスライム
• 脳みその形をしたゼリー
• クモの巣
• 茹でて冷ましたスパゲティー(幼虫)
• 皮をむいたぶどう(目玉)
• フェイクファー(モンスターの髪の毛)
• 柔らかく炊きすぎたご飯(蛆虫)
• 豆腐(何か気持ちの悪いもの)
• 乾燥パスタ(歯または骨)
• ミニホットドッグ(足の指)
箱の中に手が! 誰か手伝ってくれる人がいれば、箱の後ろにもう1つ穴をあけておいてください。その人には箱の後ろに隠れて(毛布をかぶってもらいます) 穴に手を入れてもらいましょう。子どもたちが 箱に手を入れると誰かが手を握ってきてびっくり仰天! |
子どもたちには時間まで教室の外で待ってもらいます。先生はドアのそばに立ち、入ってくる子に「Happy Halloween!」と言います。子どもたちにも「Happy Halloween」と言ってもらいましょう。
それから子どもたちには教室の中を歩き回って箱に手を入れ、中に何が入っているか考えてもらいます。キャーと言う叫び声や笑い声がおきますが、思いっきり楽しんでくれるでしょう。準備した甲斐がありますよ。
続いて、子どもたちを座らせ、それぞれの箱に何が入っていると思うかたずねましょう。(例:「I think it's worms!」など) そしてアイテムをそれぞれ箱から取り出し、それが何かみんなに見てもらいましょう。
最後に子どもたちに手伝ってもらい、段ボール箱などを教室の隅に移動します。教室の真ん中に広いスペースができたら、子どもたちに床に座ってもらいます。
新出内容とレッスンの実施方法:
1. 新出単語を導入し「Flashcard Ghost Chase」をする
レッスンまでに、(ハロウィンのレッスンで)導入するキャラクターの絵カードを印刷しておいてください。印刷する絵カード:「monster」「witch」「black cat」「wizard」「mummy」「bat」「zombie」これらの絵カードの2、3枚には、裏側にお化けの絵を印刷しておいてください。
これから「ghost chase!」をするということを子どもたちに説明してください。絵カードを1枚見せ、単語を子どもたちから引き出すか導入します。それから素早くカードを裏返してください。裏に何も描かれていなければ、みんなセーフです。(よかったー。) 裏にお化けの絵がある場合は、先生は「Ghost!」と叫びます。子どもたちには素早く立ち上がって逃げてもらいましょう。先生はみんなを追いかけ、つかまえます。(つかまったら座らなくてはなりません。) 誰か1人にお化け役をしてもらってもよいでしょう。それから全員元の場所に戻り、他の絵カードを使って同じようにします。
2. 「 Halloween paper plate mask craft」をする
事前に1人1枚ずつ紙皿を用意しておいてください。お面を作って着けますので、輪ゴムも必要です。色ペン、グリッター、フェルト、毛糸、シール、色紙、テープ、のりなどお面を描くのに必要なものも用意しましょう。
子どもたちを8グループに分け、グループごとに座ってもらいます。各グループ1枚ずつ絵カード(例:「witch」など) を配り、そのキャラクターのお面を作ってもらいます。最後に各自お面を着けます。お面コンテストをし、表彰してもよいでしょう。
3. 「Halloween Walk」をする
今度はお面を着けてゲームをします。まず、「ghost」のお面を着けた子たちに立ってもらい、動き方を見せてもらいます。(「ghost」は動きながら「Whooooooo!」と言います。) 次に「monster」のお面を着けた子たちに「Rhaaaaa!」という声を出しながらよろよろと歩いてもらいましょう。他のキャラクターの子もそれぞれ何か言いながら歩いてもらいます。ここで導入する各キャラクターの声はこの後で歌う歌に出てきます。(4のハロウィンの歌を歌う をご覧ください) 最後はみんなに立ってもらい、先生は「Move like a zombie!」などの指示を出します。子どもたちは言われたキャラクターの声を出しながら動き回ります。各キャラクターの声は以下のとおりです:
• ghost (Whooooooooo!)
• monster (Rhhaaaaaa!)
• witch (Cackle cackle!)
• black cat (Meoooowwww!)
• wizard (Ho ho hoooo!)
• mummy (Grrrrrrrrrr!)
• bat (Eeekk! Eeekk!)
• zombie (Rrrrrrrrrrrrrrr!)
ハロウィンの歌は2つあります。どちらか1つをダウンロードし、レッスンの際に再生してください。
• Happy Halloween: この歌には「ghost」や「zombie」などハロウィンのキャラクターがたくさん出てきます。6歳以上の大きな子向けの歌です。
• One Little, Two Little, Three Little Witches: これは歌いやすい魔女の歌です。小さな子たちも楽しく歌えるでしょう。
オプション1:「Happy Halloween」:
子どもたちに立ってもらい、これからハロウィンの歌を歌うことを伝えましょう。歌詞は以下の通りです:
まず歌を再生し、アクションをしてみせます。子どもたちにも先生と同じようにしてもらいましょう。もう1度歌を再生して、歌いながらみんなにアクションをしてもらいます。ボードに、絵カード(歌に出てくる順)または歌のポスターを貼っておくとわかりやすいでしょう。
「Happy Halloween」の歌詞
Happy Halloween! Happy Halloween!
Happy, Happy Halloween!
Happy, Happy Halloween!
Happy, Happy Halloween!
Happy, Happy Halloween!
Chorus:
Look out of the window tonight,
What will we see on Halloween night?
Go outside in the street tonight,
Who will we meet on Halloween night?
Verse 1:
Look there's a ghost (Whooooooooo!)
Look there's a monster (Rhhaaaaaa!)
Look there's a witch (Cackle cackle!)
Look there's a black cat (Meoooowwww!)
But don't worry - they're just kids! Wearing costumes!
Happy, Happy, Happy Halloween!
Happy, Happy, Happy Halloween!
Chorus
Verse 2:
Look there's a wizard (Ho ho hoooo!)
Look there's a mummy (Grrrrrrrrrr!)
Look there's a bat (Eeekk! Eeekk!)
Look there's a zombie (Rrrrrrrrrrrrrrr!)
But don't worry - they're just kids! Wearing costumes!
Happy, Happy Halloween!
Happy, Happy Halloween!
Happy, Happy Halloween!
Happy Halloween!
「Happy Halloween」の歌に合わせてする動き
• 「Happy, Happy Halloween!」 -歌に合わせて歌って踊る (マイケル・ジャクソンのスリラーに出てくる「zombie」や「monster」のように)
• 「Look out of the window tonight」 - 全員片手を眉のあたりにかざし、怖々と窓の外をのぞく
• 「What will we see on Halloween night?」 - 怖々と周りを見わたす
• 「Go outside in the street tonight」- その場で足踏みをする
• 「Who will we meet on Halloween night?」 - 怖々と周りを見わたす
• 「Look there's a ghost (Whooooooooo!)」 - 「ghost」のジェスチャーをし、「Whoooooooo!」と言う
• 「Look there's a monster (Rhhaaaaaa!)」 - 恐ろしい「monster」のように歩き、「Rhhaaaaaa!」と言う
• 「Look there's a witch (Cackle cackle!)」 - 「Cackle cackle」といいながら魔女のように顔の前で指をくねくねと動かす
• 「Look there's a black cat (Mioooowwww!)」 - 「Mioooowwww 」と言いながら猫のような動きをする
• 「Look there's a wizard (Ho ho hoooo!)」 - 空中で(見えない) 魔法の杖を振り、「Ho ho hoooo!」と言う
• 「Look there's a mummy (Grrrrrrrrrr!)」 -両手を前にまっすぐに伸ばし「Grrrrrrr!」と言いながら歩きまわる
• 「Look there's a bat (Eeekk! Eeekk!)」- 両手をパタパタさせながら「Eeekkk! Eeekkk!」と言う
• 「Look there's a zombie (Rrrrrrrrrrrrrrr!)」- (マイケル・ジャクソンのスリラーのような)ゾンビダンス、ゾンビウォークをしながら「Rrrrrrr!」と言う
下の歌の動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
オプション2:「One Little, Two Little, Three Little Witches」:
子どもたちに立ってもらい、これからハロウィンの歌を歌うことを伝えましょう。歌詞は以下の通りです:
まず歌を再生し、フィンガーアクションをして見せます。子どもたちにも先生と同じようにしてもらいましょう。それからもう1度歌を再生して、みんなに歌いながらフィンガーアクションをしてもらいましょう。
「One Little, Two Little, Three Little Witches」の歌詞
Verse 1:
1 little, 2 little, 3 little witches
4 little, 5 little, 6 little witches
7 little, 8 little, 9 little witches
10 little witches in a row.
Verse 2:
10 little, 9 little, 8 little witches
7 little, 6 little, 5 little witches
4 little, 3 little, 2 little witches
1 little witch on her own.
「One Little, Two Little, Three Little Witches」の歌に合わせてする動き
とても簡単なアクションです。子どもたちには立って、こぶしをぎゅっと握った状態で両手を前に出してもらいます。
歌いながら10まで数えていきます。(1番の歌詞をご覧ください) そのとき、魔女1人につき指を1本ずつ立てていきましょう。1番を歌い終えると10本の指が立っているはずです。
2番の歌詞は10からだんだん小さな数になっていきます。指をたたんでいきましょう。最後には立っている指が1本だけになっています。
下の歌の動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
5. リーダーズの「Happy Halloween!」を読む
この読み物は「Happy Halloween」の歌の続きになっており、歌と同じキャラクターが登場します。レッスンまでにリーダーズの「Happy Halloween!」をダウンロードし、印刷しておいてください。読むときは鍵となる語彙を表す絵を指さし、ハロウィンのキャラクターの名前や各キャラクターの出す声を引き出してください。お話にキャラクターが出てきたら、立ち上がってそのキャラクターのアクションをするようにうながしてください。例:
先生: (2ページのお化けを指さす) What's this?
子どもたち: Ghost!
先生: Yes, that's right ... (お話を読む) ..."Suddenly, a ghost appeared!". And what sound does a ghost make?
子どもたち: Whooooooo!
先生: Oh yes, very scary! Emi, can you show us your ghost? ...(エミは立ち上がりお化けのアクションをする)... Brilliant! Now, everyone show me your ghost! ... (全員立ち上がりお化けのアクションをする)
など
お話の続きを読み、各キャラクターの名前をたずねましょう。色、衣装、その他のアイテムについてたずねるなど、たくさん質問することで子どもたちが深くお話に入っていけるようにしてください。キャラクターについて、YesかNoで答える質問をしてもよいでしょう。例:
先生: (3ページのモンスターを指さしながら) Is this a mummy?
子どもたち: No! It's a monster!
先生: Oh Yes, that's right! And does it go "Meoowwww!"?
子どもたち: No! "Rhaaaa!"
など
---
下のリーダーズ動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
6. 楽しいハロウィンのアクティビティをして、レッスンを終わる
最後に楽しいハロウィンのゲームとアクティビティをしましょう。ゲームとアクティビティは以下のリストから選んでください。
「I Went Into a Haunted House」: 子どもたちは輪になって座ります。(子どもたちの1人)Aさんが「I went into the haunted house and saw a witch」と言います。Bさんはそれに続いて「I went into the haunted house and saw a witch and a black cat.」などと言います。あとは同じように(お化け屋敷で見たものを1人1つずつ加えながら) ゲームを続けましょう。
「Melt the Witch Game」: 用意するもの: 黒板、色チョーク、スポンジ、水の入ったバケツ ゲームのやり方: 黒板に魔女の頭または全身を描き、バケツには水とスポンジを入れます。子どもたちにボードの近く(濡れたスポンジを投げたとき、魔女の絵に確実に当たる位置) に立ってもらい、そばにバケツとスポンジを置きます。子どもたちに、これから順番に魔女に向かってスポンジを投げ、魔女を「溶かしてしまう」ことを伝えます。魔女に水がかかり、黒板を水滴がつたうと、魔女が溶けていくように見えます。投げる前に必ずスポンジをしぼってもらいましょう。
「Pass the Pumpkin」: 輪になって座り、おもちゃのかぼちゃを手渡してください。かぼちゃは音楽がかかっている間、輪の中でまわします。音楽のテンポに合わせてまわしましょう。テンポの速い曲とゆっくりな曲を交互にかけてください。音楽が止まったら、そのときかぼちゃを持っている子は立ち上がっておじぎをします。このようにしてゲームを続けましょう。
「Pass the Vampire Bat」: 用意するもの: ストロー(1人1本ずつ)、こうもりの形に切り抜いたティッシュ ゲームのやり方: 子どもたちを2チームに分け、チームごとに1列に並んでもらいます。ストローで吹いたり吸ったりしてこうもりをストローにくっつけたり、離したりしながら、チームごとに列の前から後ろにティッシュのこうもりをリレーします。手を使ってはいけません。前から後ろ、後ろから前にリレーして、1番速く先頭の人にこうもりがかえってきたチームの勝ちです。
「Pin The Tail on the Black Cat」: このゲームのやり方は「pin the tail on the donkey 」と同じです。壁にしっぽのない黒猫の絵を貼り、子どもたちに目隠しをしてくるくる回します。(しっぽを投げ) 上手くくっつけることができるでしょうか。正しい位置に1番近かった子が賞品または得点をもらえます。
「Play Doh Fun」: 粘土でかぼちゃちょうちん、魔女、その他のキャラクターを作りましょう。
まとめ:
1. 宿題を出す:いろいろなワークシートがあります。−年齢、習熟度に合うものを選んでください。
2. いつものように、かたづけ、持って帰るものをかばんに入れる、「Goodbye song 」を歌うなどしてレッスンを終わりましょう。
3. 子どもたちが教室から出るときには、ドアのそばで絵カードを見せて「zombie」などの単語を引き出し、アクションやキャラクターの声をしてもらいましょう。正しく答えられたら、帰ることができます。間違ったら、列の1番後に並び、もう1度チャレンジしてもらいましょう。