レッスンの流れ:
ウォームアップと復習:
「ウォームアップ」レッスンを参考にしてください。
新出内容とレッスンの実施方法:
1. 仕事に関する語彙を導入する
レッスンまでに、歌に出てくる仕事の絵カードを印刷しておいてください。印刷する絵カード:「farmer」「bus driver」「doctor」「teacher」「dentist」「police officer」「chef」「hair dresser」「nurse」「soldier」「fire fighter」「student」大きな子のクラスで、もっと単語が多くてもOKな場合は、絵カードを追加し仕事の種類を増やしてください。
メモ:ご覧のように、仕事に「student」が含まれています。これは厳密には仕事ではありませんが、「What do you do?」という問いに「I’m a student」と答えて差し支えありません。
これから先生はそれぞれの仕事をアクションで表し、子どもたちに何の仕事か当ててもらいます。
まず、最初の絵カードを見て、アクションをします。(以下のアクションの仕方を参考にしてください)(このとき子どもたちには絵カードを見せないでください) 「hairdresser」「chef」「bus driver」など答えやすいものから始めましょう。みんなに大きな声で答えを言ってもらいます。この段階では英語以外の言語で答えても構いません。徐々に英語での言い方を教えてください。
何の仕事か当たったら、ボードにその絵カードを貼り、みんなで仕事の名前を英語で3回言います。他の絵カードも同じようにしましょう。
アクションの仕方:
- 「farmer」:畑を耕す、牛の乳しぼりをする、野菜やフルーツを収穫するなどのアクションをする
- 「bus driver」:バスを運転する、警笛を鳴らす、運賃を受け取る、切符を手渡すなどのアクションをする
- 「doctor」:注射をする、耳の中を見る、口の中を見る、聴診器で心臓の音を聞くなどのアクションをする
- 「teacher」:自分自身を指し、ボードに何か書くアクションをする
- 「dentist」:誰か1人に口を開けてもらい、中を見てチェックする、歯に穴を開ける、歯を抜くなどのアクションをする
- 「police officer」:片手を前に出して、「止まれ」の合図をする、笛を吹く、ピストルを撃つ、パトカーを運転し「nee-naa, nee -naa!」とサイレンの音を鳴らすなどのアクションをする
- 「chef」:食材を切る、料理をする(鍋をかきまぜる)などのアクションをする
- 「hair dresser」:髪を切る、ドライヤーで髪を乾かすなどのアクションをする
- 「nurse」:脈を診る(手首に指を2本当てる)、熱があるかどうかチェックするなどのアクションをする
- 「soldier」:行進をする、ライフルを撃つなどのアクションをする
- 「fire fighter」:ホースを持つ、消火するなどのアクションをする
- 「student」:子どもたちを指さし、ノートに何かを書くアクションをする
2. 「Missing Flashcards」をする
ボードに仕事の絵カードが全て並びました。ここで子どもたちに目を閉じてもらい、絵カードを1枚ボードから取り外します。先生は大きな声で「Open your eyes」と言い、さっきまで絵カードがあった場所を指さします。みんなになくなった絵カードは何かを言ってもらいましょう。それから隠していたカードを見せます。最初に正解した子がボードのそばに来て「Close your eyes」と言い、絵カードを隠すことができます。他のカードも同じようにしましょう。
3. 「Paper, Rock, Scissors」のカードゲームをする
子どもたちが「Paper, rock, scissors」(じゃんけん) のやり方を知らない場合は、それを教えるところから始めてください。
続いて、全員に仕事の絵カードを配ります。1人1枚ずつ配っても足りるだけ用意しておきましょう。誰か1人に「What do you do?」とたずね、その子の絵カードを指さします。「I'm a (soldier).」など手持ちの絵カードに描かれている内容を答えてもらい、先生はボードにその英文を書きましょう。
「What do you do?」
「I'm a ...」
英文は3回ずつみんなで言う練習をしましょう。続いて何人かに「What do you do?」とたずね、持っている絵カードの仕事を答えてもらいます。先生や他の子に「What do you do?」とたずねる練習もしてもらいましょう。子どもたちが基本文に慣れるまで続けてください。
ではゲームの説明をします。誰か2人に立って見本を見せてもらいます。まず、「Rock, Paper Scissors」をします。じゃんけんに勝った子は「What do you do?」とたずねます。負けた子は「I’m a ...」のように持っている絵カードの仕事を答え、勝った子に絵カードを手渡します。(この2人以外に)もう1人立ってもらい、先ほどじゃんけんに勝った子といっしょに見本を見せてもらいましょう。1人(先ほどじゃんけんに勝った子)は絵カードを2枚持っており、もう1人は1枚持っています。この2人が「Rock, paper, scissors」をし、じゃんけんに負けた子は基本文を使って仕事を答え、勝った子に絵カードを手渡します。このゲームの目的は、なるべくたくさん絵カードを集めることです。ただし、絵カードが全部なくなってもゲームを続けられます。「Rock, paper, scissors」をして勝ったら相手の絵カードをもらい、負けたら絵カードなしの状態が続きます。(カードがないときには仕事は言わなくてけっこうです)
ゲームのルールを理解できたら、全員、絵カードを持って立ってもらいます。2人1組になってゲームを始めましょう。ゲームが終わったら、すぐに新しい対戦相手を探さなければなりません。教室の中を歩き回りながら、「Rock, paper, scissors」をし、基本文を使って仕事を答え、絵カードをあげたり、もらったりします。5分程経ったらゲームを止めます。1番絵カードの多かった子の勝ちです。筆者のクラスでとても人気のあるゲームです。
4. リーダーズの「The Jobs Bus」を読む
語彙の練習ができました。今度はこのレッスンで学習した語彙を含む簡単で楽しいお話を読みます。レッスンまでにリーダーズの「The Jobs Bus」をダウンロードし、印刷しておいてください。読むときは、登場人物を指さし、彼らがどんな仕事をしているか子どもたちに言ってもらいましょう。例:
先生: (2ページを指さす) Look, what does he do?
子どもたち: Farmer!
先生: Yes, that's right! (お話を読む) "I'm a farmer, Please take me to the farm".
など
お話の続きを読み、子どもたちから仕事の名前を引き出す、登場人物の職場や服装についてたずねるなどたくさん質問をしましょう。
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下のリーダーズ動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
5. 「What do you do? (The Jobs Song) 」を歌う
初めて歌を再生するときは、ボードに「What do you do? (The Jobs Song)」の歌のポスターを貼ってください。子どもたちから語彙を引き出し、歌を再生して以下の「What do you do? 」の歌に合わせてする動き のジェスチャーをしながらいっしょに歌ってもらいましょう。歌は何度か再生しましょう。
「What do you do? (The Jobs Song) 」の歌詞
Do - do - do - do!
Do - do - do - do - do - do!
What do you do?
I am a farmer.
What do you do?
I'm a bus driver.
(What do you do?
I am a doctor.
What do you do?
I am a teacher.
Do - do - do - do!
What do you do?
I am a dentist.
What do you do?
I'm a police officer.
What do you do?
I am a chef.
What do you do?
I'm a hair dresser.
Do - do - do - do!
What do you do?
I am a nurse.
What do you do?
I'm a soldier.
What do you do?
I'm a fire fighter.
What do you do?
I'm a student.
Do - do - do - do - do - do - do!
「What do you do? (The Jobs Song) 」の歌に合わせてする動き
ジャスチェーをしながら歌ったり踊ったりしてもよいですし、リスニングのアクティビティとして、絵カードを見ながら歌を聞いてもよいでしょう。
• 「farmer」: 畑を耕すアクションをする
• 「bus driver」: バスを運転するアクションをする
• 「doctor」: 自分の腕に注射をするアクションをする
• 「teacher」: ボードに字を書くアクションをする
• 「dentist」: 口を開けて、歯に触る
• 「police officer」:片手を前に出し「止まれ」の合図をする、笛を吹くアクションをする
• 「chef」: 料理をするアクションをする(鍋をかきまぜる)
• 「hair dresser」: 髪を切るアクションをする
• 「nurse」:脈をとる (手首の内側に指2本を当てる)
• 「soldier」: その場で足踏みをする
• 「fire fighter」: ホースを持つアクションをする
• 「student」: ノートに字を書くアクションをする
"What do you do?
I'm a hair dresser."
下の歌の動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
6. 「My Dream Job」のワークシートをする
ボードの上部に「My Dream Job」と書きます。これをみんなで3回言いましょう。続いて「I am a teacher.」と言い、先生は自分を指さします。それから「But … I want to be a …」と言います。この時点では(仕事の名前は)まだ言わないでくださいね。「My Dream Job」の下に、「police officer」など仕事の絵を描き、子どもたちに先生のなりたいものは何か当ててもらいます。歌に出てくる仕事ではなくてもかまいません。筆者はいつも「astronaut」の絵を描くことにしています。
それからワークシートを配布します。子どもたちは自分がなりたいものの絵を描き、その単語を英語で書きます。その間に先生は教室内をまわって質問をし、たくさん褒め、やる気が出るような言葉をかけてあげてください。全員がワークシートを終えたら、1人ずつ順番に、描いた絵をみんなに見せてもらいます。そのとき「I want to be a/an …」と言ってもらいましょう。習熟度により、「Why do you want to be (a doctor)?」などの質問をしてもよいでしょう。
アイデア:みんなにワークシートを壁または掲示板に貼ってもらい、その上に「Our Dream Jobs」とタイトルをつけておきましょう。今後のレッスンで語彙の復習に活用できます。
まとめ:
1. 宿題を出す:「Jobs Match 2」のワークシート。
2. 「ウォームアップ」及び「まとめ」レッスンシートに掲載されたアイデアを利用し、レッスンをまとめる。