レッスンの流れ:
ウォームアップと復習:
「ウォームアップ」レッスンを参考にしてください。
新出内容とレッスンの実施方法:
1. 指示代名詞の導入
指示代名詞を導入する際、気をつけたいことがあります。指示代名詞の構造が、生徒に明確に、かつ分かりやすく説明されていることが大切です。このポイントさえ押さえておけば、どのレッスンも問題なく楽しくできるでしょう。
レッスンを始める前に、このレッスンプラン最後にある「Demonstrative pronouns structures cards(指示代名詞カード)」を切り取っておきましょう。更に、何か個体を9つ用意してください。例えば、9つの家畜動物フィギュア、9本の鉛筆、フルーツ9個、おもちゃの自動車9個、などなんでも構いません。
まずはお教室で、みんなの前に立ち、全員に前に出てきて、自分の後ろに並ぶように言います。多少の混乱が生じるかもしれませんが、みんなが快適に収まるように、壁との距離を十分に確保してください。
ステージ1
前は、椅子と机以外空っぽのはずです。9個の個体のうちの一つを出し(例えば、猫のフィギュアを出します)、目の前の机においてください。それを指差して「What?(何?)」といい、「A cat(猫です)」と生徒たちに答えさせます。
今度は、お教室の真ん中あたりの机に牛のフィギュアを使って、同じことを行なってください。「What?(何?)」と指差しながら聞き、それを答えさせます。
最後は、象のフィギュアをお教室の一番後ろの方の机に置き、同じことを繰り返します。
ここで、切り取った指示代名詞カード「What is(なんですか)」を3枚用意し、机の上の3つのフィギュアの横に並べます。生徒がいる方へ戻り「this?(これ)」「That?(それ)」「that over there?(あそこの)」の3つのカードを見せます。カードを1枚ずつ生徒に渡し、それぞれのカードが当てはまる組み合わせの場所(机・動物)にそれをおいてきてもらいます。手伝っても問題ありますが、だいたい生徒の間で助け合って解決しています。
この段階では、お教室は下の図のようになっているはずです。
次に、「This is a/an(これは)」「That is a/an(それは)」「That over there is a/an(あそこのは)」カードを出し、3人の生徒にそれを正しい場所においてきてもらいます。下の図のようになります。
Now test students by asking questions and pointing, such as:
ここで生徒に質問を投げかけましょう。
先生: Miki, what is that? (牛を指して)
生徒: That is a cow.
先生: Good! Freddy, what is this? (猫を指して)
生徒: This is a cat.
など。
生徒にペアを組ませ、ペア同士で同じように質問を出したり、答える練習をさせましょう。
ステージ2
今度は、複数形をやってみます。同じもの(例えば犬のフィギュア)を二つ一番近い机の上に置きます。なんの動物か言ってもらいます(「What(なに)」、「Dogs(犬)」。ステージ1の時と同じ机に、二つずつもの・フィギュアが並ぶようにしてください (例:馬フィギュア2個、猿フィギュア2個)。
三枚の「What are?(これらは?)」カードと「these?(これらの)」「those?(
それらの)」「those over there(あれらの)」カードを用意します。3人の生徒にそれらのカードを正しい場所においてもらうようにします。
別の3人の生徒に「These are(これらは)」「Those are(それらは)」「Those over there are(あれらは)」カードを正しい場所に配置してもらいましょう。
最後質問を出してみましょう。例えば:
先生: Akira, what is this? (pointing at the cat)
先生: This is a cat.
先生: Good job! Makiko, what are those over there? (pointing at the 2 monkeys)
先生: Those over there are monkeys.
生徒にペアを組んでもらい、お互いに質問を出したり、答えたりして、練習させましょう。
2. 構造を備えたボードを用意する
生徒に粘着テープを渡し、指示代名詞カードをボードに正しく配置させましょう。
例:
前のレッスンの内容を思い出しながら、各行に当てはまる動物の絵を右側に描くように生徒に指示しましょう。
3. 「All around the classroom(お教室の周り)」をやる
生徒全員に席に戻るように言い、ペアを組んでもらいます。ペア同士順番に質問を出し、 指示代名詞を使いながら教室の中の道具を答えられるようにします。
生徒 A: What is that over there?
生徒 B: That is a book.
生徒 A: No, next to the book.
生徒 B: Um, that is a pencil case.
生徒 A: Yes, that’s right!
生徒たちが練習をしている間、お教室を回り、単語や文章の構造が間違ってないか、確認しましょう。
このアクティビティを5〜10分ほど行なってください。そして、最後に何組かのペアに前に出てきてもらい、そのペアが練習した内容を発表してもらいましょう
4. 「this, that, these, those」 board game(これ、それ、これら、それらゴードゲーム)をする
レッスンの前にボードゲームを何枚か印刷しておきましょう(できればA3サイズ)。生徒を2〜4人のグループに分け、テーブルを囲んで座ってもらいます。各グループに、印刷したボードゲーム、サイコロとカウンターを配っておきます。ゲームの説明を読み、全員遊び方を理解しているようにしましょう。
みんながゲームを遊んでいる間、生徒に言葉使いなどに間違いがないか注意しながらお教室を回りましょう。
5. 「this, that, these, those 1」のワークシートをする
全員にワークシートを配り、空白を埋めてもらいましょう。出来たら、クラスで答え合わせをしましょう。
6. リーダーズの「The Secret Cave」を読む
レッスンの前に、リーダーズの「The Secret Cave(秘密の洞窟)」を当サイトからダウンロードし、印刷しておいてください。ページをめくりながら、どの指示代名詞が使われるべきか、また実際使われている指示代名詞が何を指しているのかを生徒と確認しましょう。
例えば:
先生: (3〜4ページ) "Suddenly, Sue noticed something. "What's …?" (生徒が答えられるように敢えて黙る).
生徒: "… this?"
先生: Yes, that's right! (読み続ける) ... "What's this?, she asked". What do you think it is?
生徒: A tail!
先生: Let's check … (読み続ける) … "It looks a bit like a tail". Yes, well done!
リーダーズを読み続け、生徒たちに洞窟にあるものが何か代名詞を使って答えてもらいましょう。
リーダーズを読み終えた後、生徒にワークシートを配り、ペアかグループになって答えを埋めてもらいましょう。最後に、答え合わせをしながら、もう一度お話を読みましょう。
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下のリーダーズ動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
7. 「Run and touch the object(走って触って)」をやる
レッスンの締めくくりとして、ゲームを遊びましょう。生徒全員に立ってもらいます。先生が、お教室にあるものを指示代名詞を使って言い、それに当てはまるものを生徒に見つけてもらい、タッチしてもらいます。
例えば、先生が「These are pencils(これは鉛筆です)」と言ったら、生徒は鉛筆をタッチするのですが、この時、先生の目線で考えてないといけないので、先生に一番近い鉛筆をタッチするのが正解になります。
他のアイディア:
• Those are curtains.
• This is a dictionary.
• That over there is a window.
• Those over there are scissors.
• These are desks.
• など。
まとめ:
1. 宿題を出す:「this, that, these, those 2」のワークシート。
2. 「ウォームアップ」及び「まとめ」レッスンシートに掲載されたアイデアを利用し、レッスンをまとめる。