レッスンの流れ:
ウォームアップと復習:
「ウォームアップ」レッスンを参考にしてください。
新出内容とレッスンの実施方法:
1. 教室の備品名を導入する
このレッスンではtable、chair、bookcase、door、windowなどの単語を学習します。
レッスンの前に、これらの単語の絵カードを子どもたちの人数分と先生の分、印刷しておいてください。(子どもたちが8人の場合は、テーブルの絵カード9枚、椅子の絵カード9枚など[5種類の教室の備品の絵カードがそれぞれ9枚ずつ] 必要です)
始めに子どもたちに床(先生の前) に座ってもらいます。テーブルの絵カードを見せ、次のように進めていきます。
先生: What's this? It's a table. Repeat "table".
子どもたち: "Table" ( 3回繰り返す)
先生: Can you see a table in the classroom? Point to the table.
子どもたち: (テーブルを指さす)
先生: Yes! Good job!
絵カードを床に並べ、他の4枚についても同じようにしましょう。
次に子どもたち1人1人に5種類の備品の絵カードを配布し、それぞれ自分の前に並べてもらいます。先生はdoorなどの単語を言いながら、自分の絵カードにタッチします。そのとき、子どもたちには自分たちの絵カードにタッチしながら、先生の言った単語を繰り返してもらいます。他のカードも同じようにしましょう。
2. 「Stick the flashcards onto the classroom objects」をする
1人1人にブル・タックをひと固まりずつ配ります。みんなすぐブル・タックで遊びたがると思いますので、しばらく遊んでもらいましょう。(果物など、何か作ってみるようにうながしましょう。)
しばらく遊んだら先生の方を向いてもらい、アクティビティの見本を見せてください。ドアの絵カードを見せ、ブル・タックを少しちぎり、絵カードの後ろにくっつけます。それからドアのそばに行き、絵カードを貼り付けます。このとき、「Door」と言ってください。次の絵カードを見せ、描かれている物が教室のどこにあるか指さしてもらいます。(そのとき先生はそれがどこにあるのか分からないふりをします) 絵カードを貼りに行き、貼った物の名前を言います。他のカードも同じようにしましょう。
今度は子どもたちの番です。先生は「table」など物の名前を言います。子どもたちは言われた物の名前を言いながら、絵カードを貼りに行かなければなりません。他のカードも同じようにしましょう。
3. 「Retrieve the flashcards from the classroom objects」をする
5種類全ての絵カードが教室の備品に貼られました。今度は絵カードを集めに行きます。先生は子どもたちにそれぞれ異なる備品のカードを取ってくるように伝えます。取ってきたカードは自分たちの前に置いてもらいましょう。全員立ち上がり、それぞれ言われた備品のカードを取りにいきます。例:
先生:Miki, bring back the door card, please
(ミキは立ち上がり、ドアの方に向かう)
先生: Kento, bring back the bookcase flashcard, please
(ホセは立ち上がり、本棚の方に向かう)
など
これは楽しく、ちょっとにぎやかなアクティビティになるでしょう。全員が絵カードを取り終え、カードを持って座ったら、アクティビティは終了です。
4. 「Knock-knock…」をする
絵カードを回収し、全員、目を閉じるように言います。窓など(5種類の備品のどれか) に近づき、コンコンとノックするように2回叩きます。 何の音かを大きな声で言ってもらいましょう。(いろいろな物でこのアクティビティをし) その都度、子どもたちは目を開けて何を叩いていたか確認します。
続いて、2人1組になり、ペアごとに「Knock-knock」をしてもらいます。
5. 「Classroom Objects touch」をする
全員、教室の真ん中に立ちます。先生は大きな声で「Touch the door!」などと言います。そのとき子どもたちは走って行き、ドアにタッチしなければなりません。このゲームはテンポがよく、とても盛り上がるでしょう。
慣れてきたら、これまでのレッスンで学習した単語もどんどん使ってください。
6. 「Hide and Find」をする
これはとても楽しいゲームです。まず、見本を見せます。何か小さな物を用意し(私はいつも小さなコアラのぬいぐるみを使っています) 子どもたちに目を閉じるように言います。教室の備品の中またはすぐそば(例:テーブルの下、ドアの後ろ、窓のそば、本棚の中、椅子の上など) にぬいぐるみなどを隠します。目を開けるように言い、コアラがいなくなり、どこかに隠れていることを伝えます。それから、だれか1人にコアラを探してもらいます。ヒントが必要な場合は、 (このレッスンで学習する) 5種類の備品のすぐそばに隠れていることを伝えます。見つかったら、大きな拍手をしましょう。そしてコアラが隠れていた場所(備品) の名前を子どもたちから引き出します。
子どもたちがゲームのルールを理解したら、2人1組になってもらい、各ペアに何か隠す物を手渡します。どちらか1人が隠し、もう1人が探します。(さっき隠した人が今度は探すなど) 交代しながら何度かやってみてください。
7. 「Color the Room 2」のワークシートをする
ワークシートを配布し、色を塗ってもらいます。この間に先生は1人1人をまわって質問をします。(質問の例:「What's this?」「What color is this?」など) 完成したら各自、ワークシートをクラス全員に見てもらいます。このとき、「What color is the bookcase?」などの質問をし、みんなで大きな拍手をします。
8. リーダーズの「Find Me in the Classroom」を読む
この時点で子どもたちは、教室の備品名を英語で聞いて理解する練習が十分できていると思いますので、これらの語彙を使ったお話を読み、楽しい時間を過ごしましょう。レッスンの前に、リーダーズの「Find Me in the Classroom」をダウンロードし、印刷しておいてください。読むときは、絵に描かれている備品を指さし、子どもたちからその名前を引き出してください。次に、隠れているてんとうむしを探すのを楽しんでもらいましょう。例:
先生: (1ページを読む) "Hello, I'm Liana Ladybug. (イギリス英語版はLadybird)." ... Look, she's in a classroom. What's this (ドアを指さす)?
子どもたち: Door!
先生: Yes, that's right. And what color is it?
子どもたち: Red!
先生: Yes, it's red!
(先生は子どもたちからその他の備品名を引き出します)
先生: (1ページを読む) “I'm going to hide” ... Let's look ... (2ページを開く) ... Where is Liana Ladybug?
子どもたち: (指さしながら) Chair!
先生: Oh yes, there she is - under the chair! Repeat "Under the chair".
子どもたち: Under the chair.
など
お話の続きでも同じように、てんとうむしがどこに隠れているかをたずねましょう。色や他の虫がどこにいるかなど、たくさん質問することで子どもたちがお話に深く入っていけるようにしましょう。 yes、noで答える質問をしてもかまいません。(先生はわざとおかしな質問をしてくださいね) 例:
先生: (4ページを読む) "Where am I? Can you find me?” ... Let's see, is this Liana Ladybug? (あおむしを指さす).
子どもたち: No!
先生: No? Well, is she here, on the table? (かぶとむしを指さす)
子どもたち: No!
先生: Well, where is she?
子どもたち: Bookcase! (指さしながら)
先生: (読み物に顔をよせてよく見る). Oh, yes! Well done! She's on the bookcase! Repeat "On the bookcase"
など
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下のリーダーズ動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
9. 「Vocabulary Basketball」をする
レッスンの最後に楽しいゲームをしましょう。このレッスンだけでなく、これまでのレッスンで学習した単語の復習もできますよ。かご とボールを2つ(A4用紙2枚をくしゃくしゃにして丸めたもの) を用意します。このレッスンとこれまでのレッスンで学習した単語の絵カードも用意し、カードをよく切っておきます。
2チームに分かれ、前にあるかごの方を向いて(縦に) 並んでもらいます。まず、(先頭の) 2人にボールを投げてもらいます。かごにボールを入れることができたら、先生が持っている絵カードの単語を言うゲームにチャレンジできます。(正しく言えたら得点が入ります) 自分の番が終わったら、列の最後に並びます。絵カード全てを正しく答えられるまでゲームを続けてください。得点の高いチームの勝ちです。
まとめ:
1. 宿題を出す:「Classroom Objects Count 2」のワークシート。
2. 「ウォームアップ」及び「まとめ」レッスンシートに掲載されたアイデアを利用し、レッスンをまとめる。